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発達障害者支援センターを大人が相談・利用する際の3つのデメリットとは

「発達障害者支援センターを利用したいけど?デメリットは?」

「大人の方で相談・利用する際、どんなデメリットがあるの?」

など、発達障害者支援センターで利用する方は疑問が尽きませんよね。

しかし、大人の方が相談・利用する際にも3つのデメリットがあるのは事実。

なぜなら、大人の事情と各センターごとにサービスが異なるのが主な理由です。

発達障害者支援センターには大人の方が相談・利用する際、3つのどんなデメリットがあるのか、私の体験をもとに今回の記事をお話していきます。

3分くらいで読めますし、発達障害者支援センターの利用に迷っている大人の方はデメリットがわかる可能性がありますので、最後までお付き合いください。

発達障害者支援センター大人の方が相談・利用する際のデメリットとは

発達障害者支援センターは、障害の疑い・発達障害の方には

・地元の医療機関                                        ・就労機関

などを紹介をするメリットもあります。

一方で、大人の発達障害・障害の疑いの方が発達障害者支援センターを相談・利用する場合、デメリットもあるのは事実です。

ここで、3つのデメリットを一つずつ順番にお話しましょう。

①平日しかやっていない。

1つ目のデメリットは、平日しかやっていないこと。

※自治体によって、土曜日もやって場所もあります。

発達障害者支援センターは、基本的に平日しかやっていません。

・発達障害                                      ・障害の疑い

がある、普通の会社員にはデメリットと言えます。

なぜなら、県や市町村の行政が運営しているからです。

発達障害者支援センターの営業日・利用時間は、市町村の役所とほとんど同じです。

両方とも共通して言えることは

①平日の朝から夕方しか開いていない。
→普通に働いている会社員は行く時間がない。
②利用する場合は平日に有休を取得しなければならない。

上記のように共通して言えることは、会社員が働いている平日しかやっていないことです。

つまり、普通に働いている発達障害・障害の疑いの方が利用するには必ず、平日の日に有給をしなければならないデメリットがあります。

②各センターごとでサービスが異なる。

各センターごとでサービス内容が異なります。

なぜなら、各都道府県・指定都市の直営と社会福祉法人の委託の2つに分かれているからです。

発達障害者支援センターのサービスはラーメン屋に似ています。

例えば、ラーメン屋の場合。

作ってるのはラーメンに変わりませんが店によって

・利用・営業時間
・店舗・個人経営
・接客サービス

などが異なるのです。

発達障害者支援センターも支援内容(相談・就労・発達)は変わりませんが、各センターによって

・利用・開所時間
・行政の直営・福祉法人の委託
・支援員のサービス

などは違います。

ここで、あいち発達障害者支援センター(愛知県)と発達障害支援センター「まぼろば」(埼玉県)を比較してみましょう▼

あいち発達障害者支援センター 発達障害者支援センター「まぼろは」
運営 県主体 福祉法人の委託
利用者 愛知県在住の方(名古屋市在住の方は除く) 埼玉県在住の方(さいたま市在住の方は除く)
利用時間 来所相談の場合        午前9時‐12時     午後1‐5時          電話相談の場合       午前10時‐12時    午後1時‐4時 来所相談の場合         午前9時‐12時       午後1‐4時          電話相談の場合         午前9時‐12時       午後1‐5時
利用日 来所相談の場合        月曜日と木曜日       電話相談の場合       月曜日から金曜日 来所相談の場合        月曜日から金曜日       電話相談の場合        月曜日から金曜日             
相談方法 メール・FAX相談      電話相談          来所相談 メール            電話相談           来所相談
対象年齢 年齢問わず 18歳以上の方

各センターによって、利用時間・相談方法・対象年齢が違うのがデメリットです。

③交通のアクセスが悪い…

お住まいの地域にもよりますが、最寄りの発達障害者支援センターの窓口から離れていることもあります。

各都道府県に設置されている数が平均2-3箇所だからです。(多くても、兵庫県で5個)

基本的に発達障害者支援センターは法律により

・各都道府県に1ヶ所                            ・人口50万人以上の都市に1ヶ所

の設置義務がされています。

2021年現在、各都道府県に1-5箇所程度しかありません。

簡単に言うと、基本的な運営は市町村の役所と同じ行政がメインで民間企業の会社やお店などと違って、そんなに多くないのです。

例えば、和歌山県の場合▼

お住まいの地域によって、上のイラストのように自宅から最寄りの発達障害者支援センターまで、約30‐100㎞以上離れていることもあります。

場所によって、交通アクセスが悪いのは利用する際のデメリットです。

まとめ

今回は大人の発達障害者・障害の疑いの方が発達障害者支援センターを相談・利用する際のデメリットを3つお話しました。

相談・利用する際、大人の事情でデメリットがあるのも事実です。

3つのデメリット

①平日しかやっていない                               ②各センターごとでサービス内容が異なる。                      ③交通のアクセスが悪い。

利用しようと考えている方はデメリットを把握した上で、相談するのをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
高梨ことり
療育手帳(第2種)の割引情報を発信! 2020年1月に軽度の知的障害(全IQ72)と診断され、同年12月に療育手帳(第2種)を取得。 取得してから6ヶ月後に療育手帳(第2種)の割引に疑問が生じたことから療育手帳(第2種)の割引についての情報を発信に至る。