▲上記の疑問に答えますね。
私の体験談ではありますが、社会に出るとおかしいと感じたことは何回かあります。 先生や親のフォロー等もあり、子供の頃はなかなか気づきにくく、本人も軽度知的障がいであることに気づきません。
今回、軽度知的障がいの特徴が大人になって気づく5つの理由と子供の頃に気づかない4つの理由を私の体験談を踏まえた上で以下紹介しますね▼
①大人になって気づく5つの理由は?
②子供の頃に気づかない4つの理由は?
私の体験談で書いた記事なので、全ての方が当てはまる訳ではないことをご了承の上でお読みして頂くようにお願いします。
軽度知的障害の特徴が大人になって気づく5つの理由って?
私の体験ではありますが、軽度知的障がいの特徴が大人になって気づく理由と以下5つにまとめて見ました▼
①社会でのコミュニケーションが出来ない。
②理解するのに時間が掛かる。
③社会の暗黙ルールがわからない。
④計算が出来ない(特に暗算が苦手)
⑤臨機応変な対応が出来ない。
上から見ていきましょう。
社会でのコミュニケーションが出来ない。
学生時代のコミュニケーションは対等関係(友達)なので人によっては軽度知的障がいでもコミュニケーションによる問題はありません。
実際、私もそうでした。
しかし、社会に出て働くと対等関係のコミュニケーションではなく上下関係でのコミュニケーションになるので以下のように苦労します▼
・先輩や上司への言葉遣い
・報・連・相
・わかりやすく相手に伝える。
・抽象的な言葉が理解出来ない
・知っている言葉が少ない。
知っている言葉が少ないことや言語性IQが低いため、抽象的な言葉の理解力やわかりやすく相手に伝えるのが上手く出来ずに苦労するのです。
上下関係でのコミュニケーションにより、大人になって何かしらの障がい(軽度知的障がい・境界知能・発達障がい等)を疑う1つの理由でもあります。
理解するのに時間が掛かる。
先ほどの説明に似ていますが、知的障がいがあると抽象的な言葉の理解力に欠けるので先輩・上司の指示への理解に時間が掛かります。 また、知っている言葉も少ないのでわかりにくい言葉の表現だと更に時間が掛かるのです。
学生時代は言葉への理解に時間掛かっても許されていましたが、社会人になると言葉への理解に時間が掛かることは許されません。
結果、職場仲間や周囲から「会話の勉強しろ!」や「話を聞いていない!」などと言われ、大人になってから何かしらおかしいと気づくのです。
知能障がいがあると3歳になるころには言葉が喋れなかったり等の遅れが現れます。
実際に私も3歳の頃から言葉の遅れはあった見たいです(私の体験談より)
社会の暗黙ルールがわからない。
軽度知的障がいでも一般的と比べて全体的なIQが低く、同時に精神年齢も低いのが特徴です。
精神年齢が低いと学生気分が抜けきっていないことや学校で教えられないのもあり、社会の暗黙ルールがわからないことがあります。 また、人によっては社会の暗黙ルールへの理解が苦手な方もいます。
私もIQ72と低く、精神年齢が低いので仕事=学生気分が抜けずに未だに社会の暗黙ルールへの理解がわからない又は苦手です。
人にもよりますが、私は年齢を重ねていくうちに仕事=学校という感じはなくなりました。
ただ、ツイッターのDMでのやり取りしていると、就労移行支援所=学校感覚の方もいるのが現状です。
社会の暗黙ルールがわからないのも大人になって軽度知的障がいに気づく1つの理由かも知れません。
計算が出来ない(特に暗算が苦手)
社会人になると業種に限らず、計算しなければならない場面が出てきます。
しかし、知的障がいがあると障がいの程度関係なく計算が苦手で、学生より社会に出てからの方が苦労します。
特に苦労するのは暗算で学生時代は暗算が出来なくても指で計算すれば、社会人と比べて周囲から変な目でみられるのが少ないです。
しかし、社会人になって指で計算すると周囲から変な目で見られたり、笑われたりすることも結構あります。 (私は今でも足し算・引き算・割り算などは指で数える)
大人になっても暗算が苦手で指で計算するのは何かしらおかしいと感じた理由でもあります。
臨機応変な対応が出来ない。
学生時代に比べ、社会人になると臨機応変な対応する場面が増えます。
しかし、知的障がいをあると臨機応変な対応が苦手なため、以下のような場面で苦労します▼
・違うやり方だと戸惑う(同じやり方好む)
(ルーティンワークを好むこと)
・時と場合に合わせて物事を進める。
・物事を判断すること
※ちなみに障がいを程度が軽度でも臨機応変な対応は苦手です。
上記の場面になると、学生時代より多くなるので社会人になった時の私は結構苦労した部分でもあります。
社会の臨機応変な場面に対応できないのも、何かしらの障がい(発達障がい・知的障がい)を疑う部分でもあります。
子供の頃に気づかない4つ理由は?
次に子供の頃に気づかない理由について以下4つにまとめて見ました▼
①先生や親がフォローしていた。
②障がいの程度が軽度であるため。
③本人も気づかない。
④時代の変化によるもの?
上から見ていきましょう。
先生や親がフォローしていた。
子供の頃、軽度知的障がいが気づかない1つの理由として先生や親がフォローしていたこと。 少なくとも親はフォローしていたのは事実だと感じます。
何故なら、障がいの疑いを小さい頃(3歳の頃)から把握していたからです。
簡単に言うと、障がいの疑いを知っているにもかかわらず子供には伝えないことや普通学級に進学させたこと。
また、学生時代は何か問題おこしたり、変わり者でも「個性」や「仕方ないから」等と済まされています。
私の場合
・変わり者や勉強が出来ない=個性
で学生時代は軽度知的障がいに気づかずに過ごしていました。
子供の頃、軽度知的障がいに気づかない理由の1つは先生や親にフォローされたていたことです。
障がいの程度が軽度であるため。
2つ目の理由として、障がいの程度が軽度であるためです。
障がいの程度が軽度だと日常生活や友達との会話が出来るため、健常者と何の問題もなく学生時代は過ごせます。
学習や勉強が苦手でも
・「勉強が出来ない」
・「おバカキャラ」
などで済まされてしまいます。
簡単に言うと、障がいの程度が軽度だと何の問題もなく健常者と学生時代が過ごせる上に周囲の人も気づかないのです。
障がいの程度が軽度でも健常者より「勉強」・「会話」は少し劣っています。 ただ、知的障がいである特徴が表に目立っていないのでなかなか気づかれないのです。
本人も気づかない。
3つ目の理由として、本人も軽度知的障がいであることを気づいていません。
先ほどの説明にも似ていますが、学生時代はなんの問題(会話・行動等)もなく過ごせますので本人も「知的障がい」であることに気づかないのです。
また、本人も知的障がいである特徴も分かりません。
なので、障がいの程度が軽度で目立たないことから本人も気づかないのです。
私は子供の頃から「知的障がいがある」ことに気づいてもいませんでした。
時代の影響によるもの?
私だけかも知れませんが、4つ目の理由として時代の影響によるものもあります。
私が生まれた当時(1990年代前半)は発達障がいが認知されていない状況であり、今ほど支援は少ないです。 (2005年の発達障がい支援法が施工される前)
発達障がい支援法が施工される前は発達障がいの他にも、境界知能(グレーゾーン)や軽度の知的障がいも認知度は今より低いのです。
当時(1990年代前半)は何からの障がいの疑いがあっても支援が少なく、ずっと放置されたのも時代の影響だと感じます。
軽度知的障害の特徴が大人になって気づく理由&子供の頃に気づかない理由 まとめ
私の体験談ですが、軽度知的障がいの特徴が大人になって気づく理由&子供の頃に気づかない理由をまとめて見ました▼
①大人になって気づく理由
・社会でのコミュニケーションが出来ない。
・理解するのに時間が掛かる。
・社会の暗黙ルールがわからない。
・計算が出来ない(特に暗算が苦手)
・臨機応変な対応が出来ない。
②子供の頃に気づかない理由
・先生や親がフォローしていた。
・障がいの程度が軽度であるため。
・本人も気づかない。
・時代の変化によるもの
あくまでも私の体験談ですが、障がいの程度が軽度だとなかなか知的障がいを気づきにくいのもあります。
学生時代は先生や親がフォローしたり、友達同士の会話なため、本人が社会に出るまでは気づかないのも事実です。
ただ、今は支援も多くなってきたので昔(1990年代前半)と比べたらマシになったと感じます。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。 今後も宜しくお願いします▼