療育手帳割引Q&A

療育手帳でゆりかもめの障害者割引を使うメリット・デメリットとは?

ゆりかもめ新橋駅
「ゆりかもめの療育手帳(第2種)の割引は実際に使ってみてどうなの?」
「私も正直、実際にゆりかもめの割引についてどうなのかなとかなと思いましたね。」

▲上記のように悩んでる方は少なからずいるはず!

正直、ゆりかもめの療育手帳(第2種)割引を使っても損はありませんよ。
しかし、ゆりかもめの療育手帳(第2種)の割引にもメリット・デメリットはあります。                

そこで、今回は実体験を元にメリット・デメリットを伝えておきますね。

※個人の障害状況により割引のメリット・デメリットは異なるので、あくまでも参考程度に見て下さい。

ゆりかもめ障害者割引のメリット

メリット

ゆりかもめ障害者割引には、他の鉄道会社には以下のメリットがあります。

メリット

・療育手帳を駅係員に提示する必要がない
・全区間で割引が使える!
・無人駅でも駅係員がいること。

療育手帳を駅係員に提示する必要がない

ゆりかもめだと駅係員に直接、障害者手帳を提示する必要はありません。
正直、障害者手帳を人に見せることは精神的な負担がかかりますね……

ゆりかもめの場合、専用の機械で障害者手帳を提示して割引する仕組みです。                      

私も正直、「人に療育手帳を見せることが恥ずかしい……」とためらってしまいます。               しかし、専用の機械での提示なので精神的な負担も少なかったですし、大きなメリットだと感じました。

専用の機械での提示方法なので駅係員に直接、障害者手帳を見せる必要はありません。

人に障害者手帳を見せないのは療育手帳を持つ知的障がい者には大きなメリットです。

専用の機械での割引を知りたい方は詳しくは「ゆりかもめの障害者割引の条件は?【割引方法を3つの手順で紹介】」の記事を参考にしてください。

全区間で割引が使える!

ゆりかもめ線の全区間で療育手帳の割引が使えます。
従来の鉄道会社は距離制での割引がほとんどです。

例)=100㎞越えて通常の運賃の半額。

距離制だと割引を使う場面が少ないのが現状です。
特に療育手帳(第2種)を持っている方には使う場面が少ないと感じます。

しかし、ゆりかもめの場合は距離に関係なく割引が使えます。
たとえば、新橋-汐留駅の1駅を利用するとしましょう。

通常運賃 割引運賃(きっぷの場合)
新橋-汐留間 190円 100円

上記のように1駅の利用も割引がされます。

ゆりかもめは距離に関係なく全区間で割引が使えるのもメリットのひとつです。

無人駅でも駅係員がいること。

無人駅だと誰もいないと思われがちですが、ゆりかもめの場合は誰かしら駅係員はいます。
初めて障害者手帳でゆりかもめを利用する方でも安心!

初めて乗車した時は「無人駅でICカードの割引はどうやってやるんだろう?」と不安はありました。                                                  しかし、誰かしら駅係員がいるので下車した時の操作方法などは非常に助かりましたね!

無人駅でも誰かしら駅係員はいるので初めて利用する方でも安心して利用ができます。

ゆりかもめの障害者割引のデメリット

デメリット

ゆりかもめの障害者割引はメリットばかりではありません。
以下で紹介するデメリットがあります。

デメリット

・東京都民と他県民との割引に差があること。
・きっぷ利用だと割引が半額ではない。

東京都民と他県民との割引に差があること。

ゆりかもめの障害者割引は東京都の療育手帳(愛の手帳)と他県の療育手帳では割引に差があります。

他県に住んでる方にはデメリットに感じるかも知れません。

ゆりかもめの割引を東京都の療育手帳(愛の手帳)と他県の療育手帳の割引を以下の例で見ましょう▼

東京都の場合

・大人1人=乗車券・回数券・定期券の全てが半額
・大人(介護者付き添い)=本人も介護者も乗車券・回数券・定期券の全てが半額

他県の場合

・大人1人=乗車券のみ半額
・小児1人=乗車券のみ半額
・小児(介護者付き添い)=介護者のみ定期券が半額。

上記のように東京都の療育手帳(愛の手帳)と他県の療育手帳では割引に差があります。
ゆりかもめの障害者割引は東京都と他県では割引に差があるのが現状。

他県にお住まいの中度の方は付き添い割引が使えないのでデメリットに感じると思います。

きっぷ利用だと割引が半額ではない。

きっぷだと割引が半額より少し高めに設定されています。                                            きっぷで購入した場合の障害者割引を通常の運賃と比べて以下の表で示して見ました。

通常運賃 割引運賃(きっぷの場合)
新橋-豊洲間 390円 200円

もう少し以下の計算式でかみ砕いて見ましょう▼

例)390÷2=195円

上記のように半額よりちょっと高い感じ。                                                 ですが、5円なのであまり気にする必要はありません。

半額よりちょっとだけ高いですがそこまでに気にしてなくても必要はないと思います。

ゆりかもめ障害者割引のメリット・デメリットまとめ

ゆりかもめ障害者割引のメリット・デメリットのお伝えしていきました。
最後にメリット・デメリットを以下の通りにまとめますね。

メリット

・療育手帳を駅係員に提示する必要がない
・全区間で割引が使える!
・無人駅でも駅係員がいること。

デメリット

・東京都民と他県民との割引に差があること。
・きっぷ利用だと割引が半額ではない。

ゆりかもめの障害者割引(療育手帳)は都民の方が優先的に割引範囲が広いのが現状。             
ですが、距離に関係なく割引が使えるのは大きなメリットだと感じます。

※メリット・デメリットの感じ方は個人の住んでいる環境や障害状況によって異なるので、あくまでも参考程度になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今後も応援のほどよろしくお願いいたします。

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ABOUT ME
高梨ことり
療育手帳(第2種)の割引情報を発信! 2020年1月に軽度の知的障害(全IQ72)と診断され、同年12月に療育手帳(第2種)を取得。 取得してから6ヶ月後に療育手帳(第2種)の割引に疑問が生じたことから療育手帳(第2種)の割引についての情報を発信に至る。