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発達障害者支援センターを大人が相談・利用する際の6つのメリットとは

・「発達障害者支援センターを利用したいけど、どんなメリットがあるの?」

・「発達障害と診断されていないないけど、利用・相談は出来るの?」

・「利用料はかからないの?」

などから、発達障害者支援センターで相談しようと思ってる方は疑問が尽きませんよね。

でも、相談・利用しないのはもったいないですよ。

なぜなら、発達障害者支援センターには様々なメリットがあるからです。

発達障害者支援センターにはどんなメリットがあるのか、私の体験をもとに今回の記事をお話していきます。

3分くらいで読めますし、発達障害者支援センターの利用に迷っている大人の方はメリットがわかる可能性がありますので、最後までお付き合いください。

発達障害者支援センターを大人が相談・利用する際の6つのメリットとは

発達障害を疑う大人が、発達障害者支援センターを知らない・利用しない方が多いのは事実です。

しかし、大人が相談・利用する際の6つのメリットがあります。

ここでは、大人の方が発達障害者支援センターを利用する6つのメリットをお話します。

では、早速行きましょう。

①発達障害じゃなくても相談はできる。

1つめのメリットは、発達障害じゃなくても相談はできます。

実際、以下の方は相談はできます。

・発達障害の疑いの方
・発達障害を持つ家族、関係者の方
・知的障害(家族・関係者も含む)
・境界知能・グレーゾーンの方

発達障害と診断されなくても、上記に当てはまれば大丈夫です。

知的障害や発達障害に関する、日常生活・仕事などの困りことや悩みに相談するからです。

簡単に言うと、発達障害の方でなくても、日常生活・仕事などの困りことや悩みがあれば相談はできます。

私の場合だと、21歳のときに「障害の疑い」がありましたが、何の問題もなく相談はできました。

発達障害と診断されなくても相談できるのが、発達障害を疑う大人の方には大きなメリットです。

②境界知能・グレーゾーンの方も相談・支援可能。

2つめのメリットは、境界知能・グレーゾーンの方も相談・支援は可能。

サイトでは記載されていませんが、実際、境界知能・グレーゾーンの方も相談・支援はできます。

境界知能・グレーゾーンの方にとっては、数少ない支援機関の一つです。

私の場合、境界知能の診断後に発達障害者支援センターで相談しましたが、何の問題はありませんでした。

上の画像は実際、私が境界知能域に診断された診断書です。

境界知能の診断後、私は支援員と以下の内容を相談しました。▼       

相談内容                                     「障害者手帳」が取得出来ない場合の支援について。

上記の内容に対して、以下の支援機関を紹介してくれます▼

・地域障害者職業センター                               ・障害者就業・生活支援センター                           ・地元の医療機関(再診断)

簡単に言うと、こんな感じです▼

①発達障害者支援センターで相談。
②相談後は他の支援機関で支援を行う。

境界知能・グレーゾーンの場合は上記の順番で相談・支援を行います。

境界知能・グレーゾーンの方も発達障害者支援センターで相談可能です。

支援を行う場合、他の支援機関と連携します。

③利用料は一切かからない。

3つめのメリットは、利用料は一切かからないこと。

心療・精神内科クリニックと違い、相談しても利用料は掛かりません。

県・自治体の行政主体で運営されているからです。

発達障害者支援センターの運営形態は

・県・自治体
・福祉法人の委託

で運営されています。

発達障害者支援センターの運営形態は、市町村の役所と同じです。

市町村の役所も、県や自治体の行政が主体で相談しても利用料は掛かりません。

つまり、発達障害者支援センターは市町村の役所と同じ、行政が主体で相談しても利用料は掛からないのです。

④本人が直接、行かなくても良い。

4つのメリットは、本人が直接行かなくても良い。

発達障害者支援センターの相談は本人が直接行かなくても、

・家族                                       ・関係者

だけで相談・利用はできます。

たとえば、新卒の社会人で「発達障害の疑い」があり、平日仕事で利用出来ない時の代わりに親に行ってもらうことは可能です。

実際、私も平日仕事のときは親に行ってもらってました。

家族・関係者がいれば年齢に関係なく、本人が直接行かなくても大丈夫です。

⑤発達障害専門病院を探す必要がなし。

5つめのメリットは、発達障害専門病院を探す必要はなし。

もちろん、ネットなどで探す必要もありません。

地元の関係機関と連携しており、支援員が地元の発達障害専門病院の情報を教えます。

※ただし、発達障害などの診察・検査はしないので、注意しておきましょう。

私の場合、21歳のときに親が発達障害者支援センターで相談時、支援員が地元の発達障害専門病院の情報を教えてくれました。

 

こんな感じです。

簡単に言うと、発達障害者支援センターに相談すれば、発達障害専門病院を探す必要は一切ありません。

⑥就労に関する相談もできる。

6つめのメリットは、就労に関する相談もできる。

大人の場合、就労に関する相談ができることは大きなメリットだと思います。

発達障害者支援センターは基本的に「就労」「相談」「発達」の3つのサービスを行うからです。

※「就職・転職」などの相談ではなく、あくまでも、就労に関する相談を行います。

たとえば、発達障害のグレーゾーンの方の場合

「今の仕事を辞めたいけど、障害者枠の転職は無理だし、でも支援は欲しいし・・・」

上記のように、就労に関する困りごとや悩みの相談は可能です。

相談後は以下の就労機関を紹介します▼

・地域障害者職業センター                               ・障害者就業・生活支援センター

簡単に言うと、就労の困りごとや悩みに対して、他の就労機関と連携しながら支援・相談ができます。

まとめ 発達障害者支援センターを利用する場合、大人の事情がある。

発達障害者支援センターを利用する場合、子供と大人で利用目的などの事情が違います。

今回は大人で利用する際の6つメリットをお話しました。

5つのメリット

①発達障害じゃなくても相談可能
②境界知能・グレーゾーンの方も相談・支援可能。                   ③利用料は一切かからない。
④本人が直接、行かなくても良い。                         ⑤発達障害専門病院を探す必要がなし。
⑥就労に関する相談もできる。

障害で困ったら、本やネットなどで様々な支援機関を探して行動することです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
高梨ことり
療育手帳(第2種)の割引情報を発信! 2020年1月に軽度の知的障害(全IQ72)と診断され、同年12月に療育手帳(第2種)を取得。 取得してから6ヶ月後に療育手帳(第2種)の割引に疑問が生じたことから療育手帳(第2種)の割引についての情報を発信に至る。