上記の疑問に答えます。
結論を言うと、相談する時は
・誤解による過度な期待をしない。
・自分が障害について、「何に困っているのか」を支援員に説明すること。
利用する時は
・年齢・お住まいの地域を確認すること。
以上についてを注意して、相談・利用することです。
・初めての方が、相談・利用する際の注意点がわかる。
・相談後の後悔がなくなる。
そこで、私の実体験をもとに相談時の2つの注意点と利用時の3つの注意点をお話します。
3分くらいで読めますし、発達障害者支援センターの利用に迷っている方は、少しでも参考にして頂ければと思います。
発達障害者支援センターに相談する際の2つの注意点
誤解による過度な期待をしない。
発達障害者支援センターに相談する際は、誤解に過度な期待をしないようにしましょう。
多くの方が「医療機関」と「職業の紹介」と誤解しているからです。
誤解による過度な期待をすると、本人の希望と支援員の食い違いが生じることがあります。
下の図が良くある誤解のイメージの具体例▼
このような誤解をすると「本人の希望」と「支援員の食い違い」が起こります▼
上のイラストように、食い違いによる後悔が残る可能性があります。
「本人の希望」と「支援員との食い違い」を防ぐには、相談する時は誤解による過度な期待をしないこと。
過度な期待をすると、本人の希望と支援員の食い違いが起こる可能性がある。
悩み・困りごとは、必ず伝えること
相談する際に、障害に関する「悩み・困りごと」を伝えるのが一番重要なところ。
「悩み・困りごと」を必ず伝えないと▼
・支援員が「支援の情報提供」するのに困る。
・支援がスムーズに進まない可能性。
があります。
本人による障害についての「悩み・困りごと」を整理しないと、以下のように支援員が困ります▼
極端な例ですが、支援員がアドバイスにするのに困り、支援員がスムーズに行かなくなる可能性があるのです。
相談する前は必ず「自分が障害に関して、何に困っているのか」の情報整理を行うようにしましょう。
利用する際の注意点、3つの意外な落とし穴
発達障害者支援センターを利用する際、利用条件・方法には「意外な落とし穴」が3つあります。
ここで、3つの「意外な落とし穴」を説明しましょう。
同じ都道府県でも、利用できるとは限らない。
基本的な利用はお住まいの各都道府県のですが、ただし、住んでる地域や年齢によって、必ず利用できるとは限りません。
各センターごとに、サービスが異なるからです。
例えば、私がお住まいの埼玉県の場合の発達障害支援センターの「対象年齢」「利用対象地域」のグラフを表示しましょう▼
発達障害者支援センター【まぼろば】 | 埼玉県発達障害総合支援センター | さいたま市発達障害者支援センター | |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳未満 | 制限なし |
利用対象地域 | さいたま市を除く、埼玉県内にお住まいのの方 | 埼玉県内にお住まいの方 | さいたま市にお住まいの方 |
黒の太字が「対象年齢」 赤い字が「利用対象地域」
上のグラフのように同じ県・地域でも、利用・年齢の条件が違います。
簡単にいうと、センターごとによって利用・年齢の条件が異なるのです。
18歳未満は利用出来ない?
発達障害者支援センターは、18歳未満は利用できない場合もあります。
各センター・自治体によって、対応が違うからです。
神奈川県の例をイラストで表示します▼
神奈川県の例のように18歳未満は、自治体によって利用できない場合もあります。
18歳未満の場合は自治体によって
・児童相談所 ・地域療育センター
などの別の支援機関での相談となるケースもあります。
18歳未満の子どもの場合は、年齢により相談する支援機関が違うのは事実です。
サイトの利用方法は見ない方が良い。
障害系の公的サイトの発達障害者支援センターの利用方法を正直、見ないことをおすすめします。
自治体によって利用方法は異なり、障害系の公的サイトは基本的な情報しか記載していないからです。
障害系の公的サイトの良く書いてある基本情報▼
①事前の電話予約 ②地域の利用方法の引用
※②については、お住まいの地域が引用対象の地域なら良いのですが…
障害系の公的サイトは、利用方法の詳細が書かれていないのが事実です。
一方で東京都と埼玉県の利用方法を以下の表で比較▼
東京都 発達障害者支援センターTOSACAの場合 | 埼玉県 発達障害者支援センター・まぼろばの場合 |
①電話・メール・FAXでの申しこみ | ①電話での申しこみ・予約 |
②相談シートの送付・記入 | ②来所相談 |
③相談日時の調整 | 電話・メールだけの相談も可能 |
④来所相談 |
上の図のように、各都道府県の利用方法の詳細は違います。
簡単にいうと、「障害系の公的サイト」と「発達障害者支援センターのホームページ」では、利用方法が多少異なるのです。
利用する場合は▼
・住んでる地域の発達障害者支援センターのホームページ。
・住んでる地域の自治体のホームページ
を見るのが確実。
まとめ
今回は発達障害者支援センターを相談・利用する際の注意点をまとめて見ました。
①相談する際の注意点
・誤解による過度な期待しないこと
・障害について「自分は何に困っているのか」を支援員に伝えること。
②利用する際の注意点
・各センターごとのサービスにより、対象地域・年齢が異なること。
発達障害者支援センターの利用を考えている方は、相談・利用する際の注意点を踏まえた上で検討してみて下さい。
参考になれば幸いです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。