▲上記の疑問に答えます。
結論としては、
療育手帳(第2種)を駅係員に呈示すれば、全区間で半額の割引が使えます。
・東京モノレールを利用したときの療育手帳(第2種)の使える区間・利用方法が分かる。
・中・軽度の知的障害の方が東京モノレールの障害者割引について分かる。
今回、療育手帳C(第2種 みどりの手帳)を取得している私が東京モノレールを利用した体験を元に療育手帳の割引についてお話しします。
3分くらいで読めますし、療育手帳(第2種)をお持ちの方で東京モノレールの割引について、知りたい方はぜひ最後までお付き合いください。
東京モノレール障害者割引(療育手帳第2種)は全区間で使える。
東京モノレールを利用する場合、障害者割引(療育手帳第2種)は全区間で使えます。 大人1人と介護者と一緒の場合は以下の通り▼
・大人1人の場合
→乗車券のみ全区間で使える。
・介護者と一緒の場合
→通学定期券のみが使える
乗車券・通学定期券ともに通常の半額となります。
上記の割引は東京モノレールの障害者割引の規則で決められています。
実際、私は以下の区間で療育手帳(第2種)を利用しました▼
・浜松町-羽田空港第2ターミナル
結果、通常の運賃の半額となりました。
▲実際、割引された切符の写真。
障害者割引を切符で利用された場合、普通の切符と違い、写真のように「身」と記載されています。
療育手帳(第2種)利用の場合、通勤定期券と乗車券が半額お得になるのです。
1駅での利用も障害者割引(療育手帳第2種)が使える。
先ほどにもお伝えした通り、駅係員に療育手帳(第2種)を提示すれば、1駅での利用も障害者割引(療育手帳第2種)割引が使えます。
1駅での利用した場合も割引は通常料金の半額。
東京モノレールの障害者割引と療育手帳の規則で決められているのです。
ここで、浜松町ー天王洲アイル間を片道で利用した場合の料金表を下の表に示しました▼
障害者割引(療育手帳第2種) | 通常料金 | |
浜松町ー天王洲アイル間 | 100円(半額) | 200円 |
上記のように一駅での利用も運賃は半額となります。
1駅での利用で半額の割引が出来れば、療育手帳(第2種)お持ちかつ、東京モノレール沿線で仕事をしている方にはお得で便利です。
駅係員に療育手帳(第2種)を呈示すれば、1駅での利用も半額の割引となるのです。
交通系ICカードの方がお得。
結論から言いますと、きっぷより交通系ICカードの方が少しお得です。
ここで、きっぷと交通系ICカードで割引した場合の比較を表で示して見ましょう。
交通系ICカード | きっぷ | |
浜松町‐羽田空港第2ターミナル間 | 246円 | 250円 |
表のように障害者割引も通常と同じ、きっぷの運賃より少し安くなるのです。
療育手帳第2種の割引方法
東京モノレールの療育手帳(第2種)の割引方法を切符とICカードの場合で説明しましょう。
※大人1人での利用の場合の説明となります。
きっぷの場合
きっぷの場合は以下の3つの手順が必要です▼
①窓口で駅係員に療育手帳を提示。
②駅係員に障害者割引切符を発行してもらう。
③障害者割引切符を発行後、改札口を通過する。
※浜松町駅でJR線から乗り換えるときも一度、窓口で療育手帳を提示すること。
以上の3つの手順を済ましたら、障害者割引の手順は完了です。
交通系ICカードの場合
ICカードの場合は以下の手順は2つです。
①普通に交通系ICカードをタッチして改札口を通過する。
②降りる駅窓口で駅係員に交通系ICカードを提示する。
※浜松町駅で乗り換える場合は普通にモノレール専用乗り換え口改札を通過して大丈夫。
以上の2つの手順を済ましたら、障害者割引の手順は完了です。
療育手帳の呈示をスムーズするには
療育手帳を呈示する際に必ず、上記のページを開いて下さい。
何故なら、駅員さんは療育手帳の種類(第一種と第二種)を確認します。
療育手帳を駅員に呈示するときは、必ず上記の写真のページを開くとスムーズに進むでしょう。
東京モノレールを利用する時の注意点4つ
東京モノレールで療育手帳(第2種)を利用するときの注意点が4つあります。
ここで、注意点を4つ紹介しましょう。
① ミライオIDが使えない
療育手帳(第2種割引)のする際にミライオIDは使えません。
東京モノレールでは、ミライオIDが使えるのは身体障害者が対象となります。
仮に軽度知的障がいがある方がミライオIDを駅係員に呈示しても割引は使えません。
知的障がい者が東京モノレール線内でミライオIDは利用出来ないのです。
② 障害者手帳を提示しなければならばならない。
先ほどお伝えたしたように、東京モノレール線でも障害者手帳を呈示しなければなりません。
ミライオIDは知的障がい者は利用の対象外なのと、旅客鉄道会社の規則で決まっています。
窓口で療育手帳を呈示しない限り、切符も交通系ICも割引されません。
つまり、割引されずに通常の運賃のままとなります。
きっぷも交通系ICも駅窓口で駅係員に提示しなければならばならないのです。
③ 他の割引券と一緒に使えない。
他の割引券と一緒に使うことは出来ません。
障がい者割引自体安くなっているのと東京モノレールの規則で決まっています。
例えば、特別企画乗車券を購入した場合、障害者割引(療育手帳第2種を含め)と一緒に使えません。
簡単に言うと、他の割引券と障害者割引が一緒に使えないのです。
④ 昭和島駅では割引されない。
昭和島駅では障害者割引切符(療育手帳第2種も含め)が販売されていないので割引はされません。
※降りる駅で駅係員に提示するか、ICカードの場合は降りる駅で駅係員に提示することで割引は可能となります。
昭和島駅では駅窓口がない為、障害者割引切符が販売されていません。
※昭和島駅は業務委託駅(駅員がいない駅)の為、駅窓口は存在しない。
仮に浜松町-昭和島間をICカードで障害者割引する場合、事前に駅係員に提示しない限り、療育手帳(第2種)割引は使えません。
昭和島駅では駅員がいない為、障害者割引切符は販売されていません。
別の駅で療育手帳を呈示しない限り、割引にならないのです。
実際、障害者割引(療育手帳第2種)を利用してみて
実際、利用してみて全区間で療育手帳(第2種)の半額の割引が使えるのは良いと思いました。
1駅での利用でも、半額の割引が効くのが嬉しいですね。
JRや大手私鉄などは片道100㎞越えないと使えないので、その点に関して違うのかと感じました。
埼玉・群馬・茨城・栃木県から羽田空港に向かう方にはおすすめです。
まとめ 全区間で療育手帳(第2種)が使える。
今回の記事は東京モノレールで療育手帳(第2種)を利用した場合についてお話ししました。
・全区間で療育手帳(第2種)が使える。
・割引方法は交通系ICの場合で手順は2つ。 きっぷの場合で手順は3つ。
・交通系ICの方がお得。
・利用する際の注意点は4つ
正直、短距離で療育手帳(第2種)が使える所が良いと感じました。
中・軽度の知的障がい者の方が、国内旅行などで羽田空港へ向かうには東京モノレールを利用した方がお得です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も応援のほどよろしくお願いします。