近年、メディアで「発達障害(ADHD/ASD アスペルガー症候群/自閉スペクトラム」が注目されています。
発達障害の方は社会人になってから以下の生きづらさを抱えています▼
・仕事出来ない
・コミュニケーション出来ない
・社会性に劣る。
・変わり者、変な奴
社会人になって、上記のように当てはまる方が「発達障害」をネットで調べて▼
自分は発達障害かも知れない……
上記のようにネットで調べて、「発達障害」を疑う方もいます。
はっきり言うと、「発達障害」と疑っても、診断結果が異なる・下りない場合があります。
私の場合、一つの理由は「IQに凸凹」なく、診断結果は「知的障害(軽度) 抑うつ状態」だったからです。
この記事では私が「発達障害」を疑い、診断結果が「知的障害(軽度)」の経緯を書こう。
特に社会人になってから、「発達障害」の疑いを持つ方に参考になれば幸いです。
※この記事は私が「障害に気づく」記事の第2章なので、興味のない方は、見なくても大丈夫です(^^)
私の障害は「発達障害」だと思っていた。
障害の疑いでの診断。
2012年に私は親に「障害の疑い」が告げられた。
2013年頃、母親は「地域発達障害支援センター」に相談して、発達障害専門病院を探した。
私が「地域発達障害支援センター」・「発達障害専門病院」の存在を知ることとなる。
2013年頃には「発達障害」がメディアで注目され、「障害の疑い」があったので私もネットで調べていた。
ネットで調べて、私の障害は「発達障害」と自身で疑った。
2013年の私が「発達障害」あてはまる部分▼
・コミュニケーション・会話が出来ない。
・理解力に乏しい。
・興味のあることだけに集中する。
2013年の私は「発達障害」にあてはまる箇所が上記の3つしか知らなった。
2013年の夏、発達障害専門病院の予約が取れ、母親と一緒に診断した。
2013年の時には予約がいっぱいで、予約から診断まで最低1ヶ月はかかった。
私の場合、約3回に分けて、診断した。
2013年に私が行った「発達障害専門病院」診断の流れ(親と一緒の場合)▼
- 本人の困難・行動、日常生活・仕事での困りごと・親による生育歴の説明
- 心理テスト・知能、IQ検査・脳波検査
- 心理テスト・知能、IQ検査・脳波検査などの結果
2013年頃の「発達障害専門病院」は2021年より少なく、「平日」のみの所がほとんどで、次の診断までが2‐3か月以上掛かることが多かった。
当然、私が行った「発達障害専門病院」は「平日」しかやっていなかて、次の診断までが2‐3か月以上掛かった。
私は「一般枠雇用」で休みも日曜のみなので、「障害」を隠して、休む言い訳を考えなければならなかった。
素直に「発達障害の疑い」の診断で会社を休むという理由では「言い訳」・「気のせい」としか通らないのが不安で「障害」を隠して、休みざる得なかった。
その後、3回目の診断結果が終わり、私がざっくりと知ったのは「IQ」のみで、診断名がはっきりと分からなかった。
しかし、私は3回目の診断結果から約6年間放置してしまう。
簡単言えば、診断の途中で放置してしまう。
診断の途中で約6年間放置してしまう。
私は3回目の診断から放置してしまった。
放置するにも、私の中でも理由があった。
理由▼
・「障害を隠して」会社に休む理由を考えなければならない。
当然、その後の進展はなく、父さんに心配されました。
心配されても当然ですよね。
更に当時の私は将来のことを考えていなかったのです。
今思えば、私の中で「診断を途中で放置」して、反省する部分はあります。
反省する点▼
・自身の障害としっかり向き合っていなかった。
・土日にやってる「発達障害専門病院」を探さなかった。
・障害と向き合いながら、将来のことを考えていなかった。
・無駄に人生を消耗してしまった。
土日にやってる「発達障害専門病院」を徹底的に探せば良かったと……少し後悔しています。
その後の進展もなく、だらだらと6年間の人生を無駄に消耗して日々が続いた。
再び、自ら診断に行く。
診断を6年間放置し、だらだらと過ごしていた。
2019年頃の夏頃から私の中である不安が頭をよぎった▼
・社長がなくなったら会社が終わって、お先が真っ暗……
・仕事での周囲の期待と自分の能力の限界。
・仕事内容・長期出張・突然変更での環境での限界。
上記のこともあり、再び、「発達障害」の事をネットで調べた。
ネットで調べると、6年前と比べて、更に私は「発達障害」に当てはまる部分があった▼
・マルチタスクが出来ない。
・想像力が弱い。
・「見て覚えろ」で覚えることはできない。
・マニュアル通り・ルーチンワークを好む傾向
・臨機応変が出来ない。
・一人を好む
・ものごとの捉え方が違う。
その後、夏が過ぎ、私の誕生日が過ぎた10月の中旬に自ら、診断することを決意した。
2019年10月、私は長期出張中で自ら、日曜日に診断出来る「発達障害専門病院又はクリニック」を調べた。
その時、私の中であることに気づいた▼
・6年前と比べて、「発達障害専門病院又はクリニック」が増えている…
・調べてば日曜日にやっている病院、クリニックはあるんだ……
6年前より、「発達障害」に対する、支援・サポートが進んでいるのが明らかだった。
「なんで、気づかなかったんだろう」と少し後悔はあった。
そして、10月の中旬に「発達障害・メンタル専門のクリニック」へと自ら診断に行った。
・医療機関の選び方も大切。
(発達障害専門でない心療内科・精神内科は選ばないこと)
・専門医が少なく、初診までの何か月かかることが多い。
・医師との相性も大事。
2019年10月頃、私は、長期出張で愛媛県の今治に滞在していたので、夜行バスで愛媛から大阪へと向かった。
大阪に向かった理由▼
日曜日に診断している「発達障害・メンタル専門のクリニック」が大阪府の大阪市内にあるから。
上記の理由には愛媛県内ではなく、大阪府内にした以下の事情がある▼
・愛媛県内で調べると▼
「発達障害・メンタル専門クリニック」が数少ない。
日曜日にやっている場所が存在しない。
大阪府で調べると▼
・「発達障害・メンタル専門クリニック」が多かった。
日曜日にやっている場所がそれなりに存在する。
つまり、「発達障害」対する、支援・サポートは地方都心より、大都市の方が進んでいるのです。
そして、大阪府大阪市内にある、「発達障害・メンタル専門クリニック」で診断した。
診断の流れ(私の場合又は本人だけの場合)▼
- 本人の困難・日常生活・仕事での困りごと等の相談・生育歴(初診)
- 心理テスト・IQ、知能検査
- 心理テスト・IQ、知能検査の結果
- 診断結果の報告
- 診断結果後の経過観察
- 今後に向けての相談
上記の①については、一人で診断に行ったので、自分の分かる範囲で医師に話した。
次の診断までが1ヶ月おきのペースで、「発達障害・メンタル専門クリニック」では割と早いほうだった。
その後、11月の初週に長期出張が終わり、愛媛から地元の埼玉に戻った。
しかし、再び、長期出張で今度は北海道の中標津となった。
北海道の長期出張中でも、1回は有休を使って、北海道の中標津から大阪に通った。
当然、「障害」を隠して、有休を使った。
その時、私は違う理由を使った(チャットを使用した例)▼
中標津からだと移動を含めて、3日間使い、そのうち2日間は移動がメインで1日の午前中が診断だった。
転院せずに通うには理由があった▼
転院すると初診からやり直す可能性があるから。
以上の理由を踏まえて、何回か出張場所・埼玉から通った。
2回目の心理テスト・WAIS-ⅢによるIQ検査テストの結果が医師に報告された。
診断結果で私は「発達障害」ではなかったのです。
「発達障害」を疑っても、診断が下りないケースも多い。
私は「発達障害」ではなかった。
診断結果は「知的障がい」 全IQ72の境界知能
診断結果が「発達障害」ではなかったが、医師から以下のように告げられた▼
「発達障害」ではありませんが、申し訳ございませんが、IQは普通の人の平均よりは劣っています。
ごめんなさい…
告げられたとき、私の中では「何があるのだと…」感じました。
「発達障害」ではなかったものの、更に医師から下記のように言われました▼
・ワーキングメモリが弱い
・抽象的・複雑な言葉が苦手
・iqに凸凹がなく、全体的にiqが低い。
上記の「ワーキングメモリ」と「IQ」の事が分からなかったので詳しく医師に聞いて見ました。
最初に医師に私は「IQ 」について、医師に聞いてみた。
私の場合は▼
上記の写真がで私の実際のIQである。
写真の通り、私の場合は「全検査のIQが72」(写真右の赤色の矢印部分)
更に2種類に分類される▼
・動作性が67(写真中央の黒色矢印部分)
・言語性が82(写真左の水色の矢印部分)
分かりやすく言うと、「全体のIQ」に加えて、その中から「動作性」と「言語」2種類のIQが存在する。
私には、IQに凸凹がなく、全体的に低かったのです。
つまり、私はIQだけの時点で「発達障害」ではなく、「境界知能」だったのです。
次にワーキングメモリの事を聞いてみた▼
ざっくりと言うと▼
・短期記憶(作動記憶)
「作業・動作に必要な情報の記憶を保ちながら、処理を行う能力」
ワーキングメモリが弱いことを知り、私が今まで出来ない違和感の原因が判明して、私はすっきりとしたのです。
2020年1月5日に診断結果の出て、「知的障がい(軽度)」だったのです。
まとめ、「発達障害」と疑っても、診断結果は違うケースもあること。
いかがでしょうか。
「発達障害」を疑っても、診断結果は違うケースがあると言うこと。
私の場合は「知的障がい(軽度) 抑うつ状態」だったです。
ほとんどの多くは「発達障害の傾向」・「境界知能」と診断が降りない場合があります。
必ずしも、「発達障害」の診断が下りるとは限らないのです。
今回の記事は「私が大人になってどうやって障害に気づいたのか」の第二章です。