▲上記の疑問に答えますね!
結論として、境界知能でも療育手帳取得するのは可能です。
ただし、療育手帳取得するにはハードルが高いのが現状。
今回、境界知能だと療育手帳が大変な理由について以下の内容でお話ししますね▼
・大変な理由は6つ
・療育手帳取得が出来ない時の2つの対処法
・境界知能の支援期間
※支援期間や対処法も交えてお話しします。
境界知能の支援期間と療育手帳取得が大変な理由が分かる。
IQが境界域と診断された方はぜひ参考にしてみて下さい。
結論 境界知能でも療育手帳の取得は可能
結論を言うと、境界知能でも療育手帳を取得することは可能です。
境界知能=療育手帳が取れない
わけではありません。
しかし、境界知能で療育手帳を取得するにはハードルが高くなっています。
何故なら、自分の力では厳しく親の協力も必要だからです。
仮に自分が療育手帳を取得したい気持ちがあっても、自分の力では限界があるんですね。
特に
・幼い頃の記憶。
・申請・相談時における幼い頃の説明。
・母子手帳や成績表の提示。
などは親の協力が必要な部分であります。
境界知能と診断されるとなおさら自分の力では難しいのですね。
療育手帳を取得するのは可能ですが、取得するには親の協力も必要なのです。
療育手帳を取得するのが大変な6つ理由
次に本題である境界知能が療育手帳が大変な理由について以下お話ししますね▼
・母子手帳・成績表が求められる
・判定に親も付き添いで行くこと
・自治体によるIQのばらつき
・IQが変わることも?! ・IQが高いことも?! ・学歴・職歴で取れないことも?
上から見ていきましょう。
母子手帳・成績表が求められる。
役所で療育手帳の申請する際、母子手帳・成績表が求められます。
何故なら、子どもの時に知的障がいがなった証明が欲しいからです。
しかし、母子手帳・成績表自体
・十数年前の物なので既になくなっている。
・親が管理しているので自分一人ではわからない。
などのケースがあります。
仮に母子手帳・成績表がない場合、療育手帳の取得が出来ないことがあるのです。
母子手帳・成績表が求められるのも療育手帳の取得が難しい理由の1つであり、自分の力ではどうにもならないのです。
判定に親も付き添いで行くこと。
障がい者手帳の判定機関には必ず、親の付き添いが必要です。
IQだけでは療育手帳の取得の判断はしないからです。 IQ以外にも小さい頃の様子・性格・学生生活を聞かなければなりません。
そのためには親の付き添いが必要なのです。
仮に親の付き添いなしで行ったとしても、3歳の頃の様子・性格などを自分で答えるのはハードルが高いと言えるでしょう。
医師が療育手帳判定の総合的な判断するためには親の協力が必要なのです。 必ずしもIQだけで判断はしません。
大人=総合リハビリテーション
子供=児童相談所
自治体によるIQのばらつき
自治体の多くは知的障がいに認定されるIQの基準にばらつきがあります。 IQ70-IQ75は自治体により曖昧なのが現状。
ばらつきがある分、境界知能で療育手帳取得に差が生まれます。
上のイラストのように判定基準がIQ70の自治体もあればIQ75の自治体もあります。
判定基準により境界知能で取得できる地域もあれば、取得できない地域も存在するのです。
IQ基準のばらつきが境界知能の方が「療育手帳を取れるのかな」などの不安を煽る要素でもあります。
IQが変わることも?
個人差はありますが、日によってIQが変わることもあります。
例えばの話、今まで全IQ73だったのが療育手帳判定のときにIQ81で療育手帳が取得できないことあります。
上記のように、IQが変わることも療育手帳の取得が大変な理由の1つです。
IQが高いことも?!
境界知能の平均的なIQは70ー85で知的障がいと一般的の間の境界域となります。
IQが70ー75だと療育手帳を取得できる可能性は高い。 しかし、IQ75以上だと療育手帳を取得できる可能性は低いのが現状。
境界知能の平均に対して、判断基準が低いのも療育手帳の取得が大変な理由の1つです。
特にIQ75以上の場合、療育手帳を申請してダメなら精神福祉手帳の取得を検討すると良いでしょう。
学歴・職歴で取れないことも?
個人差にもよりますが、学歴・職歴などで療育手帳を取れないこともあります。
自治体にもよりますが、療育手帳ではなく精神福祉手帳を勧めるからです。
例えば
・小・中学の成績は普通
・大学進学・卒業
・就職先はWeb関連の会社
などの学歴・職歴だと療育手帳ではなく精神福祉手帳を勧めることがあります。
特に大学の進学・卒業も療育手帳を取得する上での判断材料と言えるでしょう。
学校の成績・学歴が高い場合は療育手帳ではなく、精神福祉手帳を勧めることがあります。
※境界知能は療育手帳取得以外、色々と大変なので詳しくは【境界知能ブログ】実は本当に大変…境界知能の悲しい3つの現実とはの記事に書いてあります。
療育手帳が取れなかった時の2つの対処法
次に療育手帳が取れなかった時の対処法についても以下お話ししますね▼
・発達障がい支援センターで相談する。
・本から情報を得る。
上から見ていきましょう
※境界知能で療育手帳を取得できないからと言って諦めないで欲しい意味で書いています。
発達障がい支援センターで相談する。
療育手帳の取得ができないときは発達障がい支援センターで相談することをおすすめします。
発達障がい支援センターは療育手帳を取得できない時の今後の対応も相談してくれるからです。
実際、療育手帳を取得できない場合、支援員が以下のアドバイスをしてくれます▼
・発達障がい専門の病院を探してくれる。
・再判定の方法を教えてくれる
(他の専門病院にて再検査→市役所で再申請)
・精神福祉手帳の取得を勧める。
・他の支援機関を教えてくれる。
正直、療育手帳の取得ができない際に相談する場所は発達障がい支援センターくらいしかないですね。
本から情報を得る。
2022年現在、ネットだと境界知能の支援に関する情報がないのが現状。 支援に関する情報は本から情報を得るしかありません。
※写真の本は「大人の発達障がいグレーゾーンの人たち」
上記の通り、グレーゾーン・境界知能に関する本や就労支援の本には就労支援に関する重要な情報が書いてあり、境界知能でも受けられる支援機関は少なからず載っています。
※人によっては1冊全部読むのは理解できないので、必要な部分だけを読むのが良いかも知れません。
また、ゆっくり時間かけて考えるのがおすすめ。
境界知能の支援機関とは?
本だけの情報は文章も多く、理解しにくい部分もあるので境界知能の支援機関もお話しします。
少なからず境界知能でも利用可能な支援期間はあり、以下の通り▼
・就労移行支援
・障がい者就業・生活支援センター
・地域障がい者職業センター
・地域若者サポートステーション(15-49歳が対象)
と疑問に思う方もいるはず。
しかし、障がい者枠求人が選べないだけで就労支援はできるのです。
※私が発達障がい者支援センターで相談された際のアドバイスを元にお話ししています。
境界知能が療育手帳取得が大変な理由と対処法 まとめ
今回、境界知能だと療育手帳取得な大変な理由についてお話ししました。
最後に重要な部分だけをまとめておさらいしますね▼
①境界知能でも療育手帳の取得は可能
※ただし、取得するには親の協力は必要。
②療育手帳を取れない理由は6つ。
③療育手帳が取得できない時の対処法は2つ
※境界知能でも支援機関は存在する。
2022年現在、境界知能に関する情報が少ないのが現状です。
しかし、少なからず支援機関は存在します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
マイペースながら、今後も療育手帳に関する情報を発信するので宜しくお願いします▼