上記の疑問に答えますね!
大人になって知的障がい(軽度)の方が療育手帳を使う上でのメリットは以下の通り▼
・就労支援が受けられる。
・各種割引ができる。
・ミライオIDの登録が可能
・気持ちが楽になる。
今回、上記のメリットを9つに分けて大人になって療育手帳(軽度)を使う上でのメリットについてお話ししますね!
中・軽度の方が療育手帳を使う上でのメリットが分かる。
大人になって療育手帳を取得したばかりの方や療育手帳のメリットを知りたい方は好きな所をタップ!
なお、興味のない部分は読み飛ばしてOKです。
療育手帳(軽度)を大人になって使うメリットは9つ
今回、療育手帳(大人)になって使う9つのメリットは以下の通り▼
・就労支援が受けられる。
・住民・所得税が安くなる。
・携帯の割引
・公共交通の割引
・レンタカーの割引
・各種施設の割引 ・NHK受信料の免除
・ミライオIDに登録ができる。
・気持ちが楽になる。
上から見ていきましょう。
就労支援が受けられる。
療育手帳を持つと障がい程度に関係なく、就労支援制度が受けられます。
・障がい者枠の就職
・障がい者トライアル雇用
・市町村の障がい者就労センター
・就労移行支援
・就労定着支援(就労後のサポート)
・就労継続支援
※就労移行支援と就労定着支援は境界知能の方も利用するのが可能。
上記の就労支援を受けられるのは、大人で療育手帳を使う最大のメリットです。
例えば、今の仕事を辞めたい時
「仕事が見つかるかわからない」
「自分に向いてる仕事が何だろう」
などの不安があると思います。
療育手帳を持つと就労支援を受けられるので、仕事を辞めたい時に就労支援制度を活用して再就職することが可能です。
主なイメージ▼
一般枠から障がい者枠の転職はリスクが高いので、さまざまな支援制度を活用するのがおすすめ!
住民・所得税が安くなる。
療育手帳を取得すると住民・所得税が控除されます。 簡単にいうと、住民・所得税が安くなること。
※年収や世帯状況などにより控除額が異なりますので、お住まいの市町村役場で聞いてみてください。
万が一、会社に知られたくない時は市町村役場に相談して確定申告(障がい者控除)を受けるのがおすすめ!
携帯代の割引。
療育手帳を取得すると障がい程度に関係なく携帯料金の割引を受けられます。
携帯3社の障がい者割引プラン一覧▼
SoftBank | ハートフレンド割引 |
docomo | ハーティー割引 |
Au | スマイル割引 |
公共交通の割引
療育手帳(軽度)の場合、鉄道・タクシー・航空機などの公共交通の割引ができます。
鉄道 | モノレール・中小私鉄などの路線(100㎞未満) 約5割引 |
バス | 約5割引 |
タクシー | 約1割引 |
航空機 | JAL・ANA・スカイマーク等 約3-4割引 |
鉄道の場合、JR・大手私鉄は100㎞以上で半額なのでメリットに感じにくい面もあります▼
飛行機の場合、割引される会社と割引されない会社が存在します▼
レンタカーの割引
療育手帳を取得すると、障がい程度に関係なくレンタカーの割引ができます。
割引ができる主なレンタカー会社一覧▼
ニッポンレンタカー | 約1割 |
トヨタレンタカー | 約1割 |
日産レンタカー | 約1割 |
オリックスレンタカー | 会員制度により約1-2割 |
多くのレンタカー会社は長時間利用するほど料金が安くなるのが特徴です。
各種施設の割引
療育手帳を取得すると、障がい程度に関係なくレジャー・公共施設などの各種施設の割引ができます。
・テーマパーク
・映画館
・カラオケ
・スポーツセンター
・水族館・動物園
・美術館・博物館
などの各種施設での割引が可能です。
会社ごとに割引料金・条件が異なるので、利用する際はHPで情報を調べて見てください。
・東京ディズニーランド 大人1人6500円(通常9400円)
・上野動物園 入園無料
・TOHOシネマズ大人1人1000円(通常1900円)
NHKの受信料免除
軽度の方だと非課税世帯に限り、NHKの受信料が全額免除されます。
ただし、家族全員が非課税の条件じゃないと全額免除にならないので注意が必要です。
半額免除は重度の方が対象なので、軽度の方は対象外となります。
ミライオIDに登録できる。
療育手帳(第2種)を取得するとミライオIDのアプリに登録ができます。
障がい者手帳スマホアプリのこと。
アプリに登録すれば、障がい者手帳の代わりにスマホ画面で公共交通(鉄道やバス)やレジャー施設などの窓口にて提示ができます。
気持ちが楽になる。
大人の場合、療育手帳を取ると気持ちを恥じらう反面、「自分は知的障がいがあったんだ」と気持ちが楽になる部分があります。
例えば、一般枠で働いている方で療育手帳を取得すると
「仕事が出来ないのは努力不足のせいじゃない」
「無理して普通に合わせなくていいんだ」
などの心理的なメリットもあるのです。
障がい状況でメリットの恩恵が違う。
療育手帳は障がい状況によりメリットも異なります。
一般的に以下のものが良くメリット挙げられます▼
・医療費の助成
・自動車税
・有料道路割引
上記のものは、主に重度の方が対象で軽度の方は対象外なので割引されません。
障がい程度により割引範囲が違うので、療育手帳を取得しても全てが割引されるわけではないのです。
ちなみに、デメリットについても大人になって療育手帳(軽度)を使うデメリットは? 【結論 5つ】の記事で詳しく書いてあります。
療育手帳(軽度)を大人になって使うメリット まとめ
今回、療育手帳(軽度)を大人になって使う上でのメリットについてお話ししました。
最後に重要な部分だけ以下にまとめて見ました▼
・就労支援が受けられる。
・税金・レジャー施設・公共交通などが安くなる。
・ミライオIDに登録ができる。
・気持ちが楽になりやすい。
障がい状況により、全てが割引されるわけではないので自分の障がい程度を知ることも大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
マイペースではありますが、今後も療育手帳に関する情報を発信していくので応援のほど宜しくお願いします。